 ケアマネージャーの平均月収は２５万円前後
 どんなにケアマネージャーがやりがいのある仕事でも、働くからには給料や待遇が気になります。全国介護支援専門員連絡協議会が２００４年に行った「介護支援専門員の実態にかかる全国調査結果」によると、ケアマネージャーの月収は２１〜２５万円が全体の２７．４％と最も多く、３０万円以下が６８％を占めています。全体としては月収２５万円前後の人が多いといえるでしょう。
これに対してケアマネージャーの希望報酬は２６〜３０万円が最も多く、実際の収入とは約５万円ほどの差があります。ケアマネージャーが少なくとも５年以上の実務経験を持つ専門家である事を考えると、決して高給であるとはいえないのが現状です。
大きな社会福祉法人や医療法人では、介護支援専門員の資格を取れば無条件で基本給がアップするところもあります。しかし、大半の法人では資格の有無で基本給に変化はないようです。資格ではなく職種で手当てを変える職場もありますが、「全国ケアマネージャー調査」でもケアマネージャーとして働く事への特別手当があると答えているのは２５％にとどまっています。なかには、介護職や看護職には夜勤手当や技術料がつくため、ケアマネージャーになるとかえって給料面で不利になるというケースもあります。
一方で、比較的小規模な指定居宅介護支援事業所や介護保険施設などではケアマネージャーを最低１名以上置かなければならず、特に新しい事業所ではケアマネージャーがいないと事業自体が成り立ちません。そのため高給を提示して募集する例も少なくありません。
 ケアマネージャーの講座資料を都道府県別に無料で一括請求する
|
|
就職活動のポイント