独自に組み合わせて効率的に学習
ケアマネージャーの試験勉強をするための教材には、基本テキストのほかに参考書、問題集があります。試験問題はすべて「基本テキスト」の中から出題されるので、このテキストをしっかりマスターすれば試験に合格する事ができます。しかし、この基本テキストは非常に内容量が多く初心者がすぐに理解する事は困難で、基本テキストに沿ってポイントをわかりやすく解説した参考書が必要になります。
さらに学習の理解度を確かめるために問題集も必要になります。これらの教材をどのような順序で使用するかは、それぞれのメリット・デメリットを知った上で受験生のやりやすい順序で行うとよいでしょう。
基本テキストから問題集へ
最も一般的な学習方法として、基本テキストで学んでから問題集で理解度を確認する方法があります。基本テキストは自分が理解しやすい専門分野から始め、ひととおり基本テキストを学習したら問題集で実際に問題を解いてみます。問題集には過去問題集と予想問題集があるので、まずは学習したテーマに沿った過去問題を解いてみて理解度を確認します。わからなかったところや間違ったところは再び基本テキストで確認し、きちんと理解するようにしましょう。
◇ メリット
・ 最も基本的な学習法で、理解しやすい
・ 早くから基本テキストに慣れる事ができ、基礎力が付く
・ 最新版の基本テキストを使用することで、法制度の改正などを気にしなくて済む
◇ デメリット
・ 基本テキストは内容量も多く、初心者には難しい
・ 基本テキストを読みこなすのに時間がかかる
参考書から基本テキストへ
基本テキストはその内容量と難解さから、初めて勉強を始める人の中には挫折してしまう人がいます。そうならないようにまずはわかりやすい参考書から学習を始める方法もあります。参考書は基本テキストをわかりやすく解説したものですが、参考書で理解したら必ず基本テキストで勉強し直すようにしましょう。
参考書が基本テキストの改訂に追いついていなかったり、広くまとめているために情報量が不足している事もあります。試験問題はあくまで基本テキストから出題されるため、参考書で広く学習しても最終的には基本テキストに目を通すようにしましょう。
◇ メリット
・ 難しい基本テキストのポイントがわかりやすく解説されているので取り組みやすい
・ 参考書の内容に偏りがあったり間違っていても、すぐに基本テキストで確認できる
◇ デメリット
・ 法改正などに対応していない参考書を選ぶと、間違った情報を覚えこんでしまう
(参考書は最新版を選ぶようにしましょう)
過去問題集から基本テキストへ
あまり学習時間がとれずポイントだけ抑えたい場合は、基本テキストや参考書を読まずに過去問題集から始める方法もあります。問題が解けなかったり不正解だった時に基本テキストを読んだり、問題集についている解説を読んで、不正解になった理由をはっきりさせ疑問点を解決します。勉強が進んで応用問題に取り組む時期には予想問題集を使用します。予想問題集にはこれまでに解いた事のない新しい問題が載せてあるので、すでに持っている知識を応用して解いていきましょう。
◇ メリット
・ 学習時間がとれない時に効率よく学習できる
・ 頻出問題などポイントを抑えて学習できる
◇ デメリット
・ 初心者がいきなり問題集から始めようとしても無理な事がある
・ 基礎力があまりない状態で過去問題にとらわれてしまうため、応用力に欠ける
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