幅広い知識と専門職の経験を生かして働く
ケアマネージャーとは、保健、医療、福祉の幅広い分野にまたがる専門的な知識と経験に基づく専門職です。そのため、ケアマネージャーには幅広い知識が求められていますが、それと同様に専門職としての実務経験も必要とされています。
例えば、看護師や保健士などの経験者であれば、利用者の身体に異変が起こった時の対処法を判断する事ができます。栄養士の経験者であれば、食事内容について具体的に相談に乗る事ができます。介護福祉士であれば、介護に必要な手順と所要時間がすぐにわかります。社会福祉士であれば、相談援助技術や社会資源の利用についてアドバイスをする事ができます。
このように、ケアマネージャーといっても異なる専門分野の実務経験を持っているので、サービス担当者会議や研修会などで意見交換をする事によってお互いの知識と技術を共有する事ができるのです。そして、その事がお互いの仕事の幅を広げる事にもなります。
また、介護保険を円滑に運営するという重要な役割を果たしているケアマネージャーの支援を強化するために、ケアマネジメントリーダー活動等支援事業などの事業が行われています。
ケアマネジメントリーダー活動等支援事業は各都道府県が2002年度から実施している事業で、ケアマネジメントリーダーの育成を目的に行われています。ケアマネジメントリーダーの役割としては、@個々のケアマネージャーに対する支援、Aケアマネージャー同士の連携体制の構築、B地域のケア体制の構築支援などがあります。
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