高齢者に質問をして介護の必要性を調査する
高齢者が介護保険を利用するためには、まず始めに要介護認定を受ける必要があります。これは利用者の心身の状況を調査し、介護が必要であるかどうか、どのくらいの介護が必要であるかを認定するもので、保険給付の前提条件になります。本来は市町村の職員が高齢者の自宅を訪問して調査する事になっていますが、委託介護支援事業者や介護保険施設に委託することもあります。この場合は委託を受けた事業者に属するケアマネージャーが利用者の自宅を訪れて訪問調査(認定調査)を行います。
訪問調査には全国共通の認定調査票を使用し、利用する高齢者が「1人で起き上がれるか」「歩けるか」「1人で食事がとれるか」などを質問し回答してもらう形式で調査を行います。この調査は介護保険を利用できるか決定する重要な調査なので、公平かつ中立な立場で、また高齢者の心を傷つけないように行う必要があります。要介護認定の申請から結果の通知までは以下のようになります。
○ 要介護認定の申請
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○ 訪問調査
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○ 1次判定
(訪問調査の結果と主治医意見書の内容をコンピュータに入力して判定する)
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○ 2次判定
(介護認定審査会の委員の合意による最終判定)
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○ 認定結果の通知
(申請から30日以内に通知)
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